昨日のドコモの新製品発表会では、いくつか気になるポイントがありました。
その中でもイマイチよく見えなかった「SPモード」について、僕なりの考えてみました。
SPモードとは、「Smart Phone」の頭文字を取った名前で、ドコモとしてはスマートフォン版iモードという位置づけにしたいようです。
ということは、絵でまとめると以下のような感じなのでしょう。
汚い字でごめんなさいね(BoogieBoardに殴り書きです)。
まず、上の部分が従来のiモードの仕組み。
ご存知のように、iモード端末はiモード契約することでiモードメールなどのサービスが利用でき、かつインターネットにも抜けられるようになっています。
逆に言えば、iモード契約がないとインターネットも使えません。
一方スマートフォンでは、従来のiモードのような仕組みが今まではなく、mopera UなどのISP(インターネットに抜けるための接続事業者)と契約することでインターネットに出ることができます。
よって、従来のiモードセンター(絵ではCiRCUSと書かれています)を通らないので、iモードメールが使えないわけです。
もっとも、インターネット側からiモードメールへのアクセスを許可する「iモード.net」というサービスがあり、これをつかうことでiモード端末以外からもiモードメールを利用することができます。Xperiaなどでも利用者が多い、「IMoNi」などがこちらを使ってスマートフォン上でiモードメールのやり取りを実現しています。
今回発表になった「SPモード」は上の図のように、ISP契約の代わりに提供されるサービスではないかなと僕は予想します。
すなわち、mopera Uなどに契約するのではなく、「SPモード」に契約することで、インターネットアクセスに加えて、従来のiモード系サービスを提供できるようにしようということです。
世間ではどうやら、iモードメールの需要(@docomo.ne.jp)が高いので、iモードメールの話が中心となっているようですが、このような仕組みを使うことで、iモード向けに提供してきたフィルタリングサービスなどもシームレスに提供が可能になります。
もしかするとiコンシェルサービスやiチャネルなども提供されるかも知れません(ウィジェットなどで)。少なくとも、現状のドコモマーケットは「SPモード」内に移動してきて、「SPモード」専用アプリなどの登場があるかも知れません。
さらに、もし「SPモード」がこの仕組みで実現されるとなると、iモード関連のサービスを司っているCiRCUS内にあるFeliCaサーバも使えることになります(おサイフケータイの仕組みについてはここでは割愛しますが、FeliCaサーバはおサイフケータイを利用する上で非常に重要な役割をもっているのです)。
今回の「SPモード」で、スマートフォンからFeliCaサーバにアクセスが可能になることで、多くの既存おサイフケータイ事業者様がスマートフォンでもサービスを利用できる道筋ができます(アプリの開発などが別途必要ですけど)。
これは山田社長がおサイフケータイスマートフォンを出すとおっしゃっていたシナリオにも合致します。
いずれにしろ、SPモードによって(端末には依存しない)iモードサービスを、課金の仕組みを含めて提供できるようになるのと、通信事業者だからこそ可能なセキュリティサービスなどの提供によって、スマートフォンユーザに対する自社の差別化に一役かうこととなりそうです。
※この記事は、僕の推測で書かれている部分も多々ありますので、その点はご了承ください。