あるところのレビュー原稿がボツったので、勿体無いのでブログに書いておくことにします
Google goggles
- Googleメガネでみる世界 -
動作環境:Android 1.6以上
料金:無料
先日、中国からの撤退報道が新聞の一面を賑わせるほどに成長した「グーグル」。
世界中のありとあらゆるものをサーバに詰め込み、一瞬で検索することができるその技術は、今や(一部の国を除いて)人類にとって不可欠なサービスといっても過言ではないだろう。
今回紹介する「Google goggles」は、そのGoogleがメガネを作ったらどんなメガネになるだろうか、という非常に面白い試みである。
※試みという表現にしたのは、このサービスは現時点では「Google Labs」というGoogleのエンジニアが実験的に公開しているソフトウェアの位置づけだからだ。
さて、細かい説明は抜きにして、早速アプリを起動してみよう(そもそもメガネには操作説明書などついていないのだから)。
Gogglesのアイコンはやや旧式の3Dメガネの形をしている。
アプリを起動すると、初回起動時のみチュートリアルが表示される。
基本的には「Accept」や「Contine」ボタンを押していくことで先に進むことができる。
もちろん、規約に同意できない人は先に進まないように!
さらに初回起動時にヒストリー機能を有効にするかどうかの選択が必要だ。
ヒストリー機能とは、過去に検索した結果を履歴として保存する機能で、実際の保存先はGoogleのサーバだ。この履歴はGoogleによって今後の検索にも再利用される。
さて、いよいよカメラが起動する。ちなみに、2回目以降の起動ではいきなりカメラモードになる。
そう、これがGoogleメガネをかけた時に見える世界だ。
iPhoneアプリとして一躍有名になった「セカイカメラ」などに代表されるAR(拡張現実)アプリと同様、今ここから見える世界がそのまま映し出されている。Google Gogglesでは、映像と一緒にカメラのアイコンがひとつだけ用意されている。
このカメラアイコンこそが検索ボタンである。
すなわち、今ここで見えているものを画像として認識し、その画像からGoogleの膨大なデータベースを検索して、結果を表示してくれるのだ。
では早速試してみよう。
今回は屋内で実験をしているため、PC上に表示された画像を撮影してみることにする。なお、実験に使用した画像には深い意味はない。
まずは被写体が大きく映るようにカメラの位置を決定し、カメラアイコンを押してみる。
ヘルプには、シャッターを押す時の注意点として以下のように記載されている。
・十分な明るさを確保する
・可能な限り被写体に寄る
・右手親指でシャッターが押せるように左側にカメラを倒す
・カメラを固定し、画面の中にあるシャッターボタンを押す
なお、今回は被写体が縦長なため、カメラを横にはせずにそのまま撮影してみた。
写真が撮られた後、左から青い走査線が走り画像を認識する。まるでCTスキャンをしているような感じだ。画像の認識は概ね1~2秒程度で終了する。どうやらこの認識の作業中に、リアルタイムでサーバ検索を行っているようだ。
見事、画像を認識し検索結果が表示された!
※現在は英語の結果しか表示されないが、Wikipediaの坂本龍馬がヒットしている。
これらの検索結果を選択することで、ブラウザを起動して検索結果ページに飛ぶことも可能だ。
さらには、先程の検索結果画面でメニューボタンを押すことで、撮影した画像を他のアプリケーションなどを使って共有することもできる。
このように、Google Gogglesでは、従来のように文字を入力して検索するのではなく、今見えているものを直接検索することが出来る画期的なアプリケーションなのである。
さらに、Google Gogglesでは被写体を自動的に判断して、被写体の種類によって検索される結果を変えている。
現在用意されている被写体の分類は以下の通りである。
・歴史的建造物(Landmarks)
・書籍(Books)
・連絡先(Contact Info)
・絵画(Artwork)
・場所(Places)
・ワイン(Wine)
・ロゴ(Logos)
次の検索結果は、たまたま手元にあった書籍を検索してみた結果である。
画像が正しく本として認識されており、検索結果のトップにはアマゾンへのリンクが表示されている。
画面中央の、「Compare prices at Google Product Search」ボタンを押すと、この本のISBN番号から価格の比較ができるようになっており(今回は残念ながら結果は表示されなかった)、「Preview this book at Google Book Search」ボタンを押すと、Googleブックスでこの本の概要やレビューを見ることができる。
ただし、Google Gogglesにも得手不得手があるようだ。
アプリケーションのヘルプによると、動物や家具、服などはどうやら苦手の様子。
この辺りは、ぜひ今後に期待をしたいところである。
さて、Gogglesにはさらに位置情報と連携した検索機能が用意されている。
これは、カメラを横にしたときに表示されるピンアイコンである。
現在の位置をGPSから取得し、さらにカメラの向きを判断することによって、近所に登録されている場所の情報をカメラ映像にオーバーレイして表示してくれる。いわゆるAR機能である。
上の画像では、スターバックスがこの方角にあることがわかり、このピンアイコンをクリックすることで、実際にその場所に登録されているスターバックスの情報が表示される。
場所の情報として検索されているため、その施設のURLや連絡先などが1クリックで選択できるようになっている。
当たり前であるが、検索可能な情報は予めGoogleサーバに登録されているもののみなので、Googleに登録をしていない施設などはオーバーレイされない。この辺りは、例えばGoogle Mapsで登録可能なマイマップなどが利用できるようになれば、もっと可能性が広がるのではと思うがどうだろう。
ちなみに、右下のピンアイコンに表示されている数字は、現在の場所の近所にある検索可能な情報の数であり、アイコンをクリックすることで一覧表示が可能である。
この機能の残念な点は、現在の場所からの距離が分からない点である。同じくARアプリである「Layar」では、アイコンの大きさなどで距離を表現できるようになっており、Google gogglesでも今後のバージョンアップにより改善を期待したいところである。
街中で目にするものが気になったときにとりあえず画像で検索ができるという点では、Google gogglesは画期的なアプリケーションである。従来の文字ベースでの検索結果に比べれば、その精度は決して高くはないが、gogglesのユーザが今後増えていくことで検索結果履歴が積み重ねられ、精度は上がっていくものと思われる。日本語での検索にも期待したい。
また、AR的機能も同時に提供されるため、Googleメガネという代名詞がピッタリである。
今後の期待として、たとえば時間軸を使った別の検索(この場所で過去に撮られた写真や、検索された結果など)ができるようなったりすれば、さらに面白いだろう。
コメント (2)
原稿はどちらに提出したのでしょう?
プレゼント受け取りました。ありがとうございます!とりあえずお礼です。
投稿者: しんじ | 2010年04月15日 08:52
日時: 2010年04月15日 08:52
>しんじさん
提出先は秘密ですw。
プレゼント、あまり実用的ではないかも知れませんが、使ってもらえると嬉しいです。
投稿者: かつみさん@管理者 | 2010年04月15日 09:05
日時: 2010年04月15日 09:05