本日、無事開通いたしました。
ここから先は例の通り、関係者向けネタ&僕の備忘録となります。
もともとプレミアム(FOMAタイプ)をISDN64Kで利用していたため、今回は専用線共用接続オプションを使ってDoPaタイプも同時に使えるようにしました。
契約関係
収容局は従来通り代々木ビルなのですが、共用接続をするためにドコモ側のルータが変更になるそうで、FOMAタイプについても一度解約してから新規で契約することになりました。
専用線共用接続ですので、最低でもFOMAタイプの契約はISDN128Kにしなくてはなりません(ここは講義でもよく説明している部分ですね)。
DoPaタイプについては、当然新規契約となりますが、こちらはISDN64KでOKです。
DoPa端末についてはお借りすることになっているので、今回はDoPaの回線だけ新規契約となります。それに伴いDoPaチップを払い出してもらう必要があります。開通日にテストをしたければ、事前に回線開通処理が済んでいるDoPaチップが必要になりますので手続をしておきましょう。OTAがあれば便利なのにね。
ルータ設定
こちら側は前と同じCisco811をそのまま使いますが、設定を一部変える必要があります。
まずは端末用のネットワーク帯域がFOMAとDoPaと異なりますので、それらを登録していきます。FOMAの方は端末ネットワーク以外にFOMAネットワーク用に一つネットワークが必要ですが、DoPa側はDoPa端末用ネットワークだけを設計すればよいようです。
ドコモ側ルータとこちら側ルータ間のネットワークについてはFOMAもDoPaも共用しますので、同じアドレスで設計をします。この辺の設定は実際の例を見た方がわかりやすいので、ぜひ研修に来てください![]()
次にISDNのマルチリンクの設定が必要です。
IOSでは、「ppp multilink」と「dialer load-threshold」の指定をします。
ppp mulitilinkは書けば良いだけですが、dialer load-thresholdにはパラメータが2ついります。そもそもこの指定は、1つ目のBチャンネルをどの程度使ったら2つ目のBチャンネルを開けましょうかというものです。
1つ目のパラメータには、その使用率を1~255で指定をします。たとえば255と指定をすると100%使用した時点で2つ目を開き、128と指定すると50%使用した時点で2つ目を開きます。申込用紙には、ドコモ側ではthresholdの指定はしないので、そっちでやってねと書いてありますから、こちらで値を決められるようです。
同時にBチャンネルを2本使ってしまうと通信料金は倍になりますが、その分処理が早く済めば早く切断することができるので、従量制であればどちらでもいいような気がします。ポイントは、切るというタイミングが無通信監視タイマーによる切断である点です。
デフォルトではタイマーを2分に指定してありますので、実際の通信がどの程度かかるのかで2本目を開くタイミングを決めるのが良さそうです。
では具体的に考えてみます。
まずはデータ通信量が10秒程度しかかからないとした場合、Bチャンネルを1つで処理すると、回線が切れるまでに2分10秒かかります。これをBチャンネル2本で処理すると、データ通信部分が半分(10秒→5秒)で終わりますから、それぞれのチャンネルは2分5秒ずつで回線が切れます。よって、前者では2分10秒分の通話料金で済むものが、後者では2分5秒を2回線分で4分10秒分通話したことになり通話料が割高に感じます。
逆に通信部分が30分かかるデータ通信では、Bチャンネル1本では、32分で回線が切れます。これをBチャンネル2本で通信すると、それぞれは17分で切れます(30分/2+2分)。料金的には、前者が32分、後者が17分×2=34分と2分ほど後者が高くなりますが、本来30分かかる処理時間が15分で済む後者の方が仕組みとしては嬉しいでしょう。
まとめると、通信量が少ないときはなるべくBチャンネル1本で処理を行い、処理が重いときはなるべく2本で処理するように調整するのが良いと思います。通常は処理量が多いので帯域を広げるケースが一般的なので、thresholdのパラメータは低く設定するのが良いでしょう(Ciscoのページには3以下は推奨していないとありますので5くらい?)。ちなみにうちの場合は処理が軽いのでパラメータは255を指定しました。
パラメータの2つ目は送信(out)、受信(in)、送受信(either)の何れの使用率を使うかです。ま、通常はeitherでいいでしょう。
その他の設定
RADIUS認証を利用している場合は、FOMAタイプとDoPaタイプではRADIUSクライアントのアドレスが異なりますので、その設定が必要です。今回、ここでちょっとはまりました。
開通テストの手順
今回のようにルータ替えが発生する場合は、開通試験日までにDSUの移設をNTTに依頼し、ドコモ側ルータの設置場所に合わせて工事をしてもらっておきます。
実際の開通テストですが、まずはドコモ側ルータとこちら側のルータでPingによる疎通確認をとります。続いて、局データを投入する作業をドコモ側で行い、FOMA交換機までの疎通確認をします。
その後、FOMA側については、APNプロファイルの登録作業をドコモ側で行い、DoPa側については、回線単位にNIDの登録と、固定アサインの場合はIPアドレスの登録をALADIN上で行ってもらいます。これらがすべて完了したら、端末側から発信のテストを行い、さらにパケット着信のオプションを申し込んでいる場合は着信のテストもします。
今回は比較的順調に進んだため、1時間半程度で全てのテストが完了しました。
コメント (8)
DoCoMoのデータ通信カタログ見てみたらHTCzが載ってますね。
個人はDoCoMo中央ユーザー限定のみ通信販売でしか買えないはずですが、注釈がありません。
どうなってるでしょうな。勘違いして問い合わせする人が中央以外の地域にひとりぐらい居そうです。
投稿者: @yu | 2007年12月20日 19:26
日時: 2007年12月20日 19:26
>@yuさん
そうですか。
それは大変失礼しました。
って、僕が謝っても仕方ないのですがw。
来年7月になれば1社化になるので、販売についてももう少しすっきりするかと思います。
hTc系では、HT1100はコンシューマ向けにも出す予定ですが、正直どれだけ売れるかは疑問です。SIMロックフリーのNOKIAの方が魅力的に見えているのは僕だけでしょうか。
同じ1100系でも、F1100は法人向けにある程度出るのではと思っています。
投稿者: かつみさん@管理者 | 2007年12月20日 20:23
日時: 2007年12月20日 20:23
確かに分離プランで高くなった今だったら9シリーズのおんなじ価格帯であるNokia E61が魅力的ですな。
統合する前に販売終了しそうですな>HTCZ
あともう少しでE61が発表・出荷が開始された昨年のクリスマスから一年ですが、SIMロックフリー機種第二弾がでるのか?が気になりますね。
投稿者: @yu | 2007年12月20日 22:45
日時: 2007年12月20日 22:45
>@yuさん
E90が日本語対応版で出て欲しいですね。
少々格好が悪いような気もしますが、実用的には最強のスマートフォンです。
投稿者: かつみさん@管理者 | 2007年12月21日 15:03
日時: 2007年12月21日 15:03
無線LANとアナログFM搭載で完璧なダブルフェイスですのでE61とおんなじ価格帯なら間違いなく選びますね。
DoCoMoの1100シリーズは不揃いなリンゴ達ならぬ不揃いなスマートフォン達ですから。(HT1100が無線LAN非対応の件)
投稿者: @yu | 2007年12月21日 19:37
日時: 2007年12月21日 19:37
>@yuさん
E90については、もし販売したとしても価格は10万近くになりそうですね。
しかし今後はコンシューマ向けWLANケータイが増えそうな気配です。
投稿者: かつみさん@管理者 | 2007年12月22日 16:01
日時: 2007年12月22日 16:01
1100シリーズは今のところ様子見の方がいいですね。
シャープがドコモ版EM・ONEを出してくれたらいいですが(笑)
1100シリーズに新たに参入するメーカーを予想しようとするとまずはシャープが思い付くわけで。(笑)
投稿者: @yu | 2007年12月23日 12:43
日時: 2007年12月23日 12:43
>@yuさん
ドコモ版EM・ONEですか。
うーん、E90の方が魅力的かもw。
投稿者: かつみさん@管理者 | 2007年12月25日 09:03
日時: 2007年12月25日 09:03